脊柱管狭窄症と似ている症状の病気があります。下肢の椎間板ヘルニアがその一つです。共に腰の痛みが生じます。椎間板ヘルニアは、脊柱管狭窄症と同様に脊椎にある椎間板が飛び出して、脊柱管の両側にある神経根(しんけいこん)や馬尾(ばび)を圧迫して、神経を刺激する点で脊柱管狭窄症と同じ症状を起こします。症状は、片側の下肢の痛みが多く、ヘルニアの程度が大きいと両側で症状がでます。
更にひどい場合は、脊柱管の中心にある馬尾(ばび)の神経も圧迫して、脊柱管狭窄症で馬尾が圧迫されるときと同じ症状を示します。このように同じ箇所の神経を圧迫し、刺激するので同じような症状を示します。脊柱管狭窄症と同じようにしばらく歩くと痛みで歩けなくなり、休憩することでまた歩けるようになる間歇跛行(かんけつはこう)の症状がでます。違いは、椎間板ヘルニアは、急性の腰痛症状が現れ、10日間ほど遅れて下肢に激しい痛みを感じます。痛みは椎間板ヘルニアの方が大きく、間歇跛行(かんけつはこう)も、痛みは脊柱管狭窄症より早く現れます。脊柱管狭窄症は、自然治癒は期待できませんが、椎間板ヘルニアは自然に症状が改善することが多いという違いがあります。